【今日の食卓】
タイ語では、ゲァン・カリー(Gaeng Kari)。
ヤマモリの「イエローカレー」300円位。
レトルトでは有り得ない美味しさは、サルちゃんが食べたグリーンカレーなども同じ。
タイで製造の強み
タイで製造というだけでなく、保存料や化学調味料不使用のせいもあるか?
味にうるさいタイ人サルちゃんが、唯一おいしいと太鼓判を押している日本のタイ料理シリーズ。
「タイで食べるのと変わらない」と言っている。
ヤマモリという会社は、もともと醤油・つゆ・レトルト食品などの食品メーカーだ。
三重県桑名市に本社を置くが、タイ料理のレトルト食品も製造販売している。
2004年に、ヤマモリの100%出資により、サイアムヤマモリをタイに設立した。
イエローカレーとは
もともとタイ人たちは、外国人が「タイカレー」と呼ぶ料理を「カレー」と呼んだりはしない。
それらはタイ語では「ゲァン」(Gaeng)と呼ぶ。
「汁もの」というような意味だ。
「ゲァ」の部分は日本語にない母音なので、表記と発音が難しい。
日本では「ゲーン」と表記されることが多いが、それは「ちょっと違うんじゃないの?」と思うこだわりから、こう表記している。
「ア」と「エ」の中間的な母音だ。
イエローカレーだけは、タイ人たちが「カリー」と呼ぶものだ。
「ゲァン・カリー」(ゲーン・カリー、ゲーン・ガリー)は、直訳すると「カレー汁」みたいになるが、ターメリックなどのスパイスを使い、インド料理に影響された料理だ。
ただし、インドのカレーほど辛くない。
辛くないのは、もともとゲァン・カリーがタイ南部のムスリム(イスラム教徒)の料理だからというのもあるのだろう。
それはゲァン・マッサマン(マッサマンカレー)についても同様だろう。
ゲァン・カリーの特徴は、他のタイカレーではココナッツミルクを使用するところを、加えてココナッツミルクも使用することだ。
そのために、とてもクリーミーな食感となる。
ヤマモリのイエローカレー
皿に盛られて出てきたイエローカレーを一目見て思ったのは、かなり汁気が多いということ。
だが、サルちゃんに聞いたところ、このくらいがタイでは普通だという。
私がそう思ったのは、サルちゃんが作るゲァン・カリーが、もっとトロミがあるためだ。
彼女が作る時には、メープロイのペーストを使うという。
ご承知の通り、タイの「カレー」は、日本でカレーを作るのにルーと具材だけ買ってくればできるというのとは違う。
専用のペーストに加えて、タイハーブを入れたりして、初めてそれらしい味になるのだ。
なので、日本人が日本でタイカレーを作るのは、ちょっと敷居が高くなる。
レモングラスの葉、コブミカンの皮、タマリンドの実など、日本ではなかなか入手が簡単ではない素材も用意しなければならないからだ。
そういう意味でも、ヤマモリのレトルト食品は、手軽に「本格的なタイ料理」を家庭で食べたいという時には最適なものだろう。
市価300円ほどの価格は、決して高いものではないと思う。
【参考】
・ヤマモリのタイ料理関連ページ
タイとのつながり|ヤマモリ株式会社|しょうゆ・つゆ・たれ・レトルト食品の総合食品メーカー
- 出版社/メーカー: ヤマモリ
- メディア: 食品&飲料
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: ヤマモリ
- メディア: 食品&飲料
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: ヤマモリ
- メディア: 食品&飲料
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: ヤマモリ
- メディア: 食品&飲料
- この商品を含むブログを見る
ヤマモリ タイ料理手作りセット グリーンカレー 125.8g
- 出版社/メーカー: ヤマモリ
- メディア: 食品&飲料
- 購入: 1人
- この商品を含むブログを見る